千刈セミナーハウス

僕らが泊まった千刈セミナーハウスは、この秋から無期限の休館となる。ホームページでそのことを知ったから今回最後と思って泊まりにきた訳だけれど、実に惜しい。
事務の方のお話をチェックアウトの際に伺うと、1978年に建物がたてられて以来、最初の10年間くらいは企業の研修なども含めて大変にぎわったそうだけれど、90年代のバブル崩壊をさかいにめっきり利用者も少なくなったそうだ。最近はゼミなどで活用されることも少なくなって、僕らのようにOBで子供をつれて遊びにくる人というのも非常に少ない様子。
 ちょうど僕らは3連休にやってきたこともあり、チャペルオルガニストのOBや教会の人たちの集まりや大阪弁護士会の人たちなど団体客が多かったけれど、平日はさすがに利用者が少ない。特に上が原の学生たちには最近は活用されていないのだろうか。
 周りの自然はすばらしい。昔はこの辺りに天皇家の荘園があったりと由緒正しい土地柄だったりする。屋上から景色を見渡せばぐるりはまさしく大自然。今みたいな時代だからこそ貴重な環境だと思うけれども僕らだって頻繁に利用していた訳ではないのだから、無責任に今頃継続を願っても仕方ない。
建物自体はきれいなようでも、建築から30年を経て配管設備は入れ替えが必要なのだとか。山の斜面に建っており改築は用意ではない。そのための資金不足というのもある。斜面に3階層になっている一番したから手を入れなければいけないが大きな機械もなかなか入れない環境も手を入れにくくしている。
 一応休館とのことだが、またいつの日にか。