不相応なパンフ

商品のパンフレットというのは実にいろいろあるし、興味深いものある。だがこれほど僕に似合わないパンフレットを手渡されたのは初めてだ。
イカウントクラッシックオルガンである。価格は最もやすいもので二百万。上位機種になると五百万円をこえる。鍵盤を木製にもカスタマイズできるのだそうで、こちらは一段十五万ほど。
しかし、このパンフを恭しく手渡してくれた彼は、万に一つも僕が買うかも知れないと思ったのだろうか。
いや、なかなかの眼力!
中国にいたころ、小型の足踏み式オルガンがあまりにかわいくてもう少しで買うところだった。ほかにもマンドリンアコーディオンなど、うちには普通のご家庭にはなかなかない楽器たちがたくさん。おそらく教会にあるようなパイプオルガンには手は出さないだろうが..