金沢の夜

金沢三日目の夜。昨日と一昨日はかなり疲れていてホテルでバッタリと倒れてしまったけれど、今九時、食事を終えてそのまま本を読んでいる。
村上春樹の「遠い太鼓」。金沢駅古書市をたまたま見つけて買ってきた。たぶん実家を探せば二.三冊同じのが出てくる。不思議と何度読んでも楽しめるし、飽きない。疲れた頭がゆっくりほぐされる感じがする。
大学三年の夏に、学校のプログラムに乗ってトロントに一ヶ月くらいいた。隣の部屋のいつも野球帽をかぶった彼が持っていたのを借りて読んだのが最初だから印象にのこっている。